しみについて
人体が原因によるシミ
『皮脂汚れによるシミ』
皮脂汚れは、誰もが目にしたことはあると思います。
エリ・袖口・靴下等によく見られる最もガンコな汚れは着用日数とともに汚れが増えていきます。
そもそも皮脂とは人体の皮脂腺から分泌されるものです。
成分としては大半は中性脂肪・脂肪酸。
それらが接着剤のような役割をしてしまうことにより「ガンコな汚れ」へ変化してしまいます。
『汗の汚れによるシミ』
汗そのものは無色透明で無臭なのですが、汗は衣類に付いてしまうと黄ばみの原因となってしまいます。
それは汗と一緒に分泌される皮脂の中にある脂質成分が空気中の酸素によって酸化するためです。
また時間の経過とともに細菌によって分解される汗は悪臭を放つようになってしまいます。
汗の中にある水分が蒸発してしまうと、汗の中に含まれている「酸」・「アルカリ」・「塩」などが残ることで衣類を変色させたり、繊維そのものを弱くしたりしてしまうので、やはり着用した衣類は出来る限り早く洗濯することがおすすめです。
生活環境が原因によるシミ
『ちり等の汚れによるシミ』
ほとんどの場合が目に見えないものなので日常の生活では気が付かないものですが
空気中には目に見えない無数のちりやほこりが浮いています。
これらは
●粘土質が乾燥して舞い上がった小さな粒子
●ばい煙(すす)
●車の排気ガス(油の膜でおおわれた粒子からできています)
であり非常に小さくて繊維の間に入り込み取れにくい汚れになります。
『食品の汚れによるシミ』
食品からの汚れは、食物や飲料、調味料など多数あります。
主流は油性・たんぱく質・でんぷん質・色素などの混合汚れです。
日常生活の中でシミとして意識されるのは、この食品によるものが最も多いと言えるでしょう。
汚れてスグの場合は食器を洗うときと同じ中世の台所用洗剤で簡単に洗うと落とせるケースが多いですが、時間の経過とともに落とすのが難しくなるので要注意です。